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夏の水分補給で歯が傷む?健康と歯を守る6つのポイント

毎日暑い日が続いていますね。

熱中症予防にはこまめな水分補給が欠かせません。

しかし、健康のために飲んでいる飲み物が、実は歯に負担をかけていることがあります。

実は、お水やお茶以外の飲み物の多くは酸性で、飲み方によっては「酸蝕症(さんしょくしょう)」という病気の原因になることがあります。

酸蝕症(さんしょくしょう)とは?

酸蝕症とは、酸によって歯が少しずつ溶けてしまう病気です。

虫歯は細菌が原因ですが、酸蝕症は食べ物や飲み物に含まれる酸が原因になります。

歯の表面(エナメル質)は、口の中のpHが約5.5以下になると溶け始めることが知られています。

例えば、

  • レモン果汁:pH 約2.0~2.5
  • 梅干し:pH 約2~3
  • 黒酢:pH 約2.5~3
  • コーラ:pH 約2.5

いずれも歯の表面が溶け始めるレベルの酸性です。

糖分が入っていなくても、酸だけで酸蝕症は起こるということも知っておきましょう。

疲労回復におすすめの食品と歯への影響

食品期待される働き歯への影響
レモン果汁クエン酸・ビタミンC🔴 高い
梅干しクエン酸🔴 高い
オレンジ・グレープフルーツビタミンC🔴 高い
スポーツドリンク水分・電解質補給🟡 やや高い
黒酢・リンゴ酢酢酸🔴 高い
炭酸飲料(ビタミン入り)糖分・ビタミン🔴 高い
バナナカリウム・糖質🟢 低い
豚肉ビタミンB₁🟢 低い
鶏むね肉イミダゾールジペプチド🟢 低い
ヨーグルトたんぱく質・乳酸菌🟢 低い

疲労回復に良い食品を避ける必要はありません。
大切なのは、「何を飲むか」だけではなく、「どのように飲むか」です。

酸蝕症を防ぐ6つのポイント

① ダラダラ飲み・食べを避ける

レモン水を2時間かけて飲むよりも、一度に飲み終える方が歯への負担は少なくなります。

② 水で薄める

レモン果汁は5~10倍程度に薄めるだけでも、歯への刺激を減らすことができます。

③ 食事中または食後に飲む

食事中や食後は唾液が多く分泌されるため、酸の影響を受けにくくなります。

④ ストローを利用する

前歯に直接触れる量が少なくなるため、歯への負担を軽減できます。

⑤ 飲んだ後は水で口をすすぐ

口の中に残った酸を洗い流すことができます。

⑥ すぐ歯磨きをしない

酸でやわらかくなった歯を傷つけやすいため、30分ほど待ってから歯磨きをしましょう。

健康と歯の健康を両立しましょう

暑い夏を元気に過ごすためには、水分補給や疲労回復がとても大切です。

一方で、健康のために飲んでいるものが、知らないうちに歯へ負担をかけていることもあります。

「何を飲むか」だけでなく、「どのように飲むか」を少し工夫するだけで、歯を守ることができます。

矯正治療中や治療後の美しい歯並びを長く保つためにも、毎日の飲み方を少し意識してみてください。

ご不明な点がありましたら、お気軽に当院までご相談ください。