矯正歯科の歴史は太古の昔から続いていることをご存知ですか?
紀元前に使用されたと思われる矯正装置が、ヨーロッパの地中から発見されています。
古代ギリシャの医者であり、「医学の父」とも呼ばれているヒポクラテスの著作でも、歯並びの矯正について触れられています。現在の矯正に近い治療が行われ始めたのは18世紀頃で、その後急速に研究が進められました。
1903年、アメリカのエドワード・アングル博士が、「矯正歯学の理論」を発表します。その後、歯科矯正を一つの専門分野として確立し、近代歯科矯正学の父と呼ばれるようになりました。
現在使用されている矯正装置の原型を最初に考案したのもアングルです。
接着技術が進歩する前までは、バンドという金属でできた帯状の輪にブラケットを溶接して全ての歯に取りつけていました。その後、接着技術と矯正装置の進歩により、歯に直接ブラケットを接着できるようになりました。現在では、透明なプラスチック製のものや、白いセラミック製のものなど、たくさんの審美性の高いブラケットができて、より目立ちにくい矯正歯科治療ができるようになりました!
お口の中の検査後、詳しい説明とカウンセリングを行います。
患者様のお口の状態に合わせて必要な検査(口腔内検査・写真撮影・レントゲン撮影・顎機能運動検査など)を行い、現在の状態を確認します。
今後の治療方針・使用する矯正器具・治療スケジュールや費用についてご説明します。
患者様お一人おひとりに合わせた治療を開始します。ご来院のペースは3~4週間に1度が目安になります。
矯正器具を外した後、元の状態に戻るのを防ぐため保定器具による治療を開始します。
保定装置の種類
歯の裏側に接着し、患者様が取り外しのできないタイプ(固定式保定装置)と、歯列の上からかぶせるように装着するタイプ(可撤式保定装置)があります。
保定が必要な理由
歯のまわりには、歯周組織といって歯を支える歯槽骨や歯肉さらに歯根膜という組織があります。矯正装置が外れた現時点では、これらの組織は骨改造で柔らかい状態のままです。このため、弱い力でも歯は動きます。
このような歯の周りの組織が、新しい歯並びに順応した組織に改造されるには、1〜2年は必要と言われています。
このため最低2年間は、保定装置[リテーナー]を使って歯をささえます。
相談料 |
3,000円(税込3,300円) |
検査 診断料
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7万円(税込7.7万円) ※CT撮影・口腔内SCAN・顔貌レントゲン ※初回検査の中に、治療中・および治療後に行う各種検査は含まれています。 ※治療費は、検査後に治療期間を予測し、下記の範囲で算出されます。(毎回来院時の調整料金はありません) |
経過 観察料 |
3,000円(税込3,300円) |
※上記の他に、動的治療期間中の調整料などの追加料金は必要ありません。
(患者様の骨格や歯並びの状態により治療方針や難易度が異なります。そのため難易度に応じ費用が算出されるため、詳しい費用は来院いただき検査結果からお話しすることになりますので、ご理解の程お願いいたします。)
※当クリニックの表側装置はすべて白いブラケットを使用しています。また、白いブラケットで割高になることはありません。
※経過観察料は、治療開始までの経過観察・混合歯列期から永久歯列までの移行期間の経過観察料金です。
※矯正治療後、必ず保定期間に移行します。保定装置料は、治療費に含まれています。保定期間とは、矯正治療終了後のメインテナンスです。来院は2・3カ月〜半年間隔です。保定期間中の来院時には、保定観察料がかかります。
治療費のお支払いは、一括払いでも分割払いができます。
※マウスピース装置による矯正治療は、治療に必要なマウスピースの数により治療費が変わります。
※抜歯治療で、マウスピース装置だけでは治療が困難と判断される場合には、他の装置との併用または他装置での治療をお勧めさせていただくことがあります。
※オプション料金)マウスピースのみでは歯の移動に限界がある症例では、治療期間の短縮や歯の移動の補助として補助装置を使用します。
※補助装置の例)歯科用アンカースクリューを併用する拡大装置(M.S.E)、Benefit Systemによる大臼歯遠心移動装置、部分的ワイヤー装置・歯科矯正用アンカースクリューなど。補助装置を使用する場合には補助装置代が別途必要なになることがあります。